こんにちは、やまだです。
今回は所得税の計算についての続きです。
前回は「14の所得」について、まとめました。
課税所得が高くなると、所得税も高くなります。
この制度を「累進課税制度」といいます。
実際にどのように高くなっていくのかを見ていきましょう。
1.「累進課税制度」の課税所得と課税率について
これが、所得税の速算表になります。
これを見ると私の場合は「195万~329万9000円」になり、課税率は「10%」となります。
自分の所属している区分の税率くらいは把握しておこう。


330万円を超える場合は税率が20%になるから、少し超えるくらいなら、
収入を抑えたほうがよさそうだね。

と思っていたことが、私にもありました。
詳しくは次章で!!
2.「累進課税制度」の速算表の控除額とは?
日本の累進課税制度では、超過分に対して決まった税率がかかります。
これを「超過累進課税制度」といいます。
例えば、課税所得が500万の場合
500万円のうち
1,950,000円まで 5% 97,500円
3,300,000円まで 10% 135,000円
5,000,000円まで 20% 340,000円
合計で、税金は572,500円という計算になります。
上記の表の一番右の「控除額」を使うことでもっと簡単に計算できます。
「課税所得」×「税率」-「控除額」=「所得税」
5,000,000円×20%-427,500=572,500円
所得税は、段階的にあがる制度です。
所得が区分を超えたからといって、急に税率が上がることはありません
3.まとめ
今回は、「累進課税制度」についてみてきました。
「稼ぎすぎると、税金が半分持っていく」等の話を聞きますが、
税金がかかるのは超過した分になります。
もちろん、稼げば稼ぐほど税率は上がって、税金は高くなりますが・・・
「累進課税制度」は勘違いしやすいところだと思います。
まわりに知らないひとがいたら、教えてあげましょう。
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