先日、睾丸腫瘍により、高位睾丸摘出手術にて左睾丸を摘出してきました「やまだ」です。
無事摘出は完了したのですが、CT検査で腎臓付近のリンパにあやしげな影が・・・

精巣がんが転移している可能性があります。

がーん😨
冗談はさておき、転移をしているかどうかを確認するために、PET-CT検査というものがあります。
この度、受診してきましたので、どういった検査なのか、お金や時間がどのくらいかかるのか、をまとめますので、参考にしてください。
高位睾丸摘出手術についてはこちらの記事でまとめています。
CT検査を受診した話は以下になります。
まずは、結論からお話しします。
かかった時間は
全部で145分程度でした。
受付(5分)
↓
着替え(5分)
↓
問診(5分)
↓
注射(5分)
↓
待機(60分)
↓
PET-CT検査(20分)
↓
休憩(30分)
↓
追加検査(場合による)(10分)
↓
お会計(5分)
かかった費用は
29,200円でした。(保険適用あり)
それでは、PET検査について、受診した詳細をまとめます。
1.PET検査とは・・・?
1.PET検査のメリット
PET検査では、一度で全身撮影できます。
苦痛の少ない検査で、薬剤を注入し、CTを撮るだけです。
薬剤の集まり具合で組織の活動や、良性・悪性が識別できます。
2.PET検査の原理
PET検査では「がん細胞は正常の細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む」という性質を利用して、 ブドウ糖にフッ素-18[18F]というごく微量の放射線物質(放射線同位元素)をくっつけた薬剤 (以下、FDG)を体内に注射します。すると、がん細胞は正常な細胞より多くのFDGを取り込みます。 そこから放出される微量の放射線をPETカメラでとらえて、がん細胞の位置や大きさや進行の度合いを調べます。
参考URL:武蔵村山病院/画像診断・PETセンター

つまり、がん細胞はよくブドウ糖を食べるから、光るブドウ糖を使って集まる箇所を調べるんだ。
2.PET検査にはどんな準備が必要・・・?
1.準備物
PET検査に必要なものは、多くはありません。
準備物一覧
1.予約票(病院からの紹介状)
2.保険証
3.お金(3万円程度)保険適用なら

私は、総合病院からの紹介でしたので、自分で予約された場合はすこし違うかもしれませんが、特別用意するようなものは、ありませんよ。
※保険適用については、後述します。
2.食事制限
PET検査は、ブドウ糖の代謝を利用しているため、検査5時間前からの食事を制限しています。
また、糖分のない飲料水は飲んでも大丈夫です。

ブラックコーヒーも禁止ですよ

そうなんですね。糖分はなさそうなのに・・・
病院によって、違う可能性がありますので、必ず受診する病院のルールを確認しましょう。
3.装飾品
PET検査では、更衣室で院内着に着替えます。
院内着の下は、Tシャツとパンツになります。
無地のTシャツとパンツを着用していくようにしましょう。
柄モノだと、脱ぐ必要があります。
また、時計や入れ歯などの外せる金属類は更衣室で外すようになります。

なるべく身軽でいったほうがよさそうだね。
3.PET検査の手順とその注意点!!
PET検査の手順は冒頭で説明したように
受付(5分)
↓
着替え(5分)
↓
問診(5分)
↓
注射(5分)
↓
待機(60分)
↓
PET-CT検査(20分)
↓
休憩(30分)
↓
追加検査(場合による)(10分)
↓
お会計(5分)
1つ1つ簡単に解説していきます。
1.受付
まずは受付ですね。
今はコロナが流行しているので、病院に入ってすぐ、検温と手洗いを促されます。
病院からの紹介状と、健康保険証を提出し、問診票に記入します。
「最後に食事をした時間」や、「飲んだもの」等と聞かれます。
ほかには、「喫煙歴」「入院歴」「アレルギーの有無等」の病院でよく聞かれるものでした。
2.着替え
ロッカーを一つ割り当ててもらい、更衣室で着替えをします。
院内着は、「浴衣のような上着」「ダボっとしたズボン」そして「厚手のガウン」でした。
靴や鞄、時計をロッカーにいれて鍵をします。
準備でも記載しましたが、無地のシャツやパンツを着用したほうが、検査がスムーズにいきます。
3.問診
次に医師による問診です。
問診前に看護師さんに血糖値を測られます。
ブドウ糖を使用する検査なので、血糖値が正常である必要があるためです。
元々、糖尿病等で血糖値が高い方は、相談しておきましょう。
計測は本当に簡単で、指先にチクっと針が刺されて、わずかな血で計測してくれました。

これは注射が苦手でも余裕でした。
イメージとしては、こんな機械でした。(この計測機のほうがかっこいい(笑))
問診内容自体は特別な事項はありませんでした。
やまだの場合は、紹介状でうけているので、自分の状態はよくわかってくれていました。
4.注射
FDGという薬剤を体内に注入します。
CT検査で説明しました造影剤ですね。
しかし、通常のCT検査の「ヨード剤」のように体が熱くなるようなこともなく、本当にただの点滴ような感じでした。

普通の点滴より少し針は太めだったかな。
注射が苦手なので、目を背けてたら、看護師さんに心配されました(苦笑)
普通の点滴のような感じです。注入時間は3分くらいです。
5.待機
薬剤を注入後は1時間程度待機します。
全身に薬剤がいきわたるのを待つためです。
その間に360mlの小さめのペットボトルの水を飲むように指示されました。
1時間たったら、問診時に渡された内線の電話が鳴り、トイレにいってから、PET-CT検査になります。
6.PET-CT検査
院内着のガウンを脱いで、CTの検査台に仰向けで寝ます。
CTはイメージ通りこんなやつです。

参考URL:武蔵村山病院/画像診断・PETセンター
体のポジション微調整してもらい、毛布をきつめに巻かれ体が固定されます。
20分程度固定されたままなので、すこししんどかったです。(うでがしびれました)

若干の腰痛持ちだけど、痛くなるほどの時間でもなかったよ。
腰痛等で仰向けでずっと寝るのがつらい場合は相談しておこう。
検査が一度終わった後、映像を検査技師が確認してくれます。
撮影の具合によっては、追加で撮影することもあります。
ちなみに、やまだは追加で撮影しました。
一度目よりは短め(だいたい10分くらい)でした。
7.休憩
30~40分程度休憩すればPET検査も終了です。
検査後は、かならずトイレで排尿後に受付にいくように促されました。
検査終了後は
・検査終了後2時間は、乳幼児・妊産婦との接触をできるだけ控えましょう。
・使用された薬剤は尿として排出されます。トイレの後はよく手を洗いましょう。
4.PET検査には保険が適用されない・・・!?
健康診断・人間ドックで、行われるPET検査には保険が適用されません。
私のように、がん治療の一環でPET検査を行うときには、保険が適用されることが多いようです。
予算に心配がある方は、医師としっかり相談しておきましょう。
また、私が受診した武蔵村山病院/画像解析・PETセンターでは、
PET検査だけの費用は132,000円となっていました。
もしからしたら、私は病院の紹介だったので少し安くなっていたかもしれません。
5.まとめ
今回は、PET検査についてまとめました。
PET検査自体はがん検診等で利用される/利用された方も多いかもしれませんね。
2時間30分くらいかかりましたが、準備や体力的には負担はありませんでした。
ヨード剤を用いたCT検査は少し体が熱くなったり、不快感がありましたが、今回はそんなこともありませんでした。
ちなみに結果がでるまでは、1週間くらいかかるようです。
1週間後転移の有無がわかるので、とても重要です。
しかし、今更できることはないので、ゆったり待ちたいと思っています。
それでは、また検査結果がでましたら報告します。
また、参考URLにさせていただきました武蔵村山病院ですが、実際にこの度私が受診した病院です。非常に丁寧に検査してくれて、安心して検査をうけることができました。
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